【横浜遺構探訪】旧横浜港駅のプラットホーム跡~哀愁感と賑わいが交錯する場所で
横浜の遺構を巡る旅、今回は旧横浜港駅のプラットホーム跡です。
「旧横浜港駅」は、明治44年(1911年)に横浜税関構内の荷扱所として作られ、大正9年(1920年)に「横浜港駅」となり、東京駅から汽船連絡列車が乗り入れました。
現在は「赤れんがパーク」の休憩所として再利用されています。
赤れんがパークというみなとみらいでも最も賑わう場所にありながら、そこだけは時間が止まったような哀愁感に浸ることができます。
なんとも不思議な場所。
今回は旧横浜港駅のプラットホーム跡をレポートします。
旧横浜港駅のプラットホーム跡
Google Map
■最寄り駅:みなとみらい線『日本大通り駅(県庁口)』から徒歩10分
JR根岸線線『桜木町駅(東口)』から徒歩17分
■営業時間:-
旧横浜港駅のプラットホーム跡は赤れんが倉庫の前に広がっている赤れんがパークの一角にあります。
もうMarine & Walkにほど近いあたりです。
赤れんがパークと言えば大さん橋が見える海辺がきれいで、休日には観光客で賑わっていますよね。
こんな賑やかな場所の一角にぽつんと佇んでいます。
実際にプラットホームに行ってみた
スタートは赤れんが倉庫から。
地面のある線路跡をたどっていきます。
訪れたのは平日の昼間だったので、人はまばらです。
会社を有給で休んだその日の気分ですぐにみなとみらいに繰り出せるのは、みなとみらい住民の特権です。
それにしても汽車道から続く線路跡が、このプラットホーム跡まで続いているってよく考えたら、ものすごいオシャレというかかっこよくないですか?
改めて気づくみなとみらいの良さです。
さて、そうこうしてるうちに到着です。
普通に考えたら「なんでこんなところにプラットホームがあるの?」と思いますよね。
というよりも個人的にはもっとこの文化的財産を観光に活かすべきだと思うんですけどね。だって汽車道から続く線路の先にあるこのプラットホーム、いろいろな想像をかき立てられるじゃないですか。
明治時代の鉄道ってなんでこんなにロマンがあるんですかね。
ちなみに鉄道発祥の記念碑がJR桜木町駅の側にあるので、ぜひこちらもどうぞ。
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話はプラットホームに戻ります。
きちんと説明が書かれています。
当時の東京⇒横浜港駅間がおよそ51分で走っていたようですね。
意外と速いですよね。
そしてこのプラットホーム、現在は休憩所として使われているだけあってホームに立つことができます。
この階段は当時のままなんでしょうか?
なんだか歴史を感じます。
そしてホームに立つと不思議な哀愁感が漂っています。。
実家がある田舎の駅のホームに降り立つとなんだかほっとするような、そして懐かしい感覚になりますが、それに近いです。
ホーム上にはベンチもあるので座ってみます。
ホームからの眺め。
「ああ、そういえばここは赤れんがパークだったな」ということをここで思い出しました。
哀愁感と賑わいの景色が一緒に来たような不思議な感覚でした。
まとめ
今回は赤れんがパークにある旧横浜港駅のプラットホーム跡を訪ねました。
このプラットホーム跡は赤れんがパーク内にあるとは思えないほどぽつんとそこに存在していて、ホームに立つと不思議な哀愁感を感じました。
横浜と鉄道、この懐かしさを倍増させる組み合わせがそこにはありました。
ぜひ訪れてみてくださいね。